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2018年5月23日 (水)

亡くなった登山家栗城史多さん、登山のプロに99999無理。死ぬと警告されていた

ここは30年間登山をしてきて、
20年間登山雑誌にかかわってきたプロとして断言しますが、
いまのやり方で栗城さんが山頂に達することは99999ありません。
栗城さんがやろうとしているルートは、こういうところなのです。
1シーズンに数百人が登るノーマルルートとは、
まったく話が違うということをどうか理解してほしい。

栗城さんは世界の登山界的には無名の存在です。

本当にこれを無酸素単独で登ったとしたら、
世界の登山界が新しい怪物が現れたと仰天し、
世界中の山岳メディアが取材に殺到し、
登山界のアカデミー賞といわれる
ピオレドールの候補ともなるはずです。

難病を克服した感動ノンフィクションを読んで、
それがじつは作り話だとわかったら、
それでもあなたは希望を与えられたからよいといえますか。

あるいは、起業への熱意に打たれて出資したところ、
いつまでも起業せず、
じつは起業なんかするつもりはなかったことが判明したら。

彼の熱意は嘘だったが、
一時でも私が感動させてもらったことは事実だ
なんて納得できますか。

つまり、嘘によって得られた感動は、
どんなに感動したことが事実であったとしても、
そこに価値などないのです。

結局、だまされたというマイナスの感情しか
最終的に残るものはない。

これでは、登山としてはもちろん、
ショーとして成立しないじゃないですか。

もうひとつ、嘘がいけない理由があります。

どちらかというと、こちらのほうが問題は大きい。

それは、栗城さん自身が追い込まれていくことです。

応援する人たちは次回がんばれと言いますが、
このまま栗城さんが北壁や西稜にトライを続けて、
ルート核心部の8000以上に本当に突っ込んでしまったら、
99999死にます。それでも応援できますか。

栗城史多という不思議22017年6月9日金曜日

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